ゲーム『Tales of ARISE(テイルズ オブ アライズ)』をネタバレなし評価(未プレイの方向け)とネタバレあり感想(プレイ済み・クリア後の方向け)でレビューしていきます。
・記事作成時のプレイ時間(クリア時間):40時間
・管理人はテイルズオブシリーズ作品のうち、約10作をプレイ済み
おすすめ度:★★★★☆(77点)
一言感想:シリーズの再始動にふさわしい丁寧な作品
要素別評価(5段階)
カテゴリ:ファンタジー・RPG
総評価:★★★★☆(77点)
シナリオ:★★★☆☆
キャラクター :★★★☆☆
システム:★★★★☆
演出 :★★★★☆
(音楽 :★★★☆☆ 絵・グラフィック :★★★★★ アイデア:★★★☆☆)
※要素別評価の理由は、ページ下部に記載しています。
『テイルズオブアライズ』レビュー「丁寧なだけに惜しい点が目立つ1作」
「シリーズ再始動」の意気込みを感じる1作でした。
今回紹介するのは『テイルズ オブ アライズ』です。
JRPGの中でもトップクラスの知名度を誇る『テイルズオブシリーズ』の5年ぶりの新作となります。
テイルズオブシリーズは作品ごとに世界観が独立しているので、シリーズに初めて触れる方も特に問題なく入れると思います。
さて、JRPG好きの自分にとって本作はまさに待望の作品。
早速プレイした感想としては…。
非常に丁寧に作っていると思いました。
特にグラフィックとモーションは秀逸!
ファンタジーの世界に存分に浸ることが出来ました!
一方で残念な部分もあります。
シナリオがちょっと粗い。
ストーリーの大筋はPVを見るとわかりやすいと思います。
ざっくりいうと、「圧政をしく領主たちを倒し奴隷の解放を目指す」というもの。
王道で分かりやすいのですが、単刀直入に言えば物足りない出来です。
作品の総括としては惜しいところはあるものの、シリーズを”再始動”させるという気合を感じる1作でした。
今回のレビューではグラフィックをはじめとした力の入った長所の部分。
そして、短所となるシナリオ面もネタバレをしない形で長めに紹介していきます。
◎グラフィック:質感のある幻想的な世界
この作品で最も好感をもったのがグラフィックです。
背景は秀逸の一言。
非常に綺麗です。
更に、綺麗なだけでなくファンタジーらしさが感じられるのがポイントでしょう。
水彩画風なタッチで丁寧に描かれた背景は幻想的で、豪華な絵本のような印象を受けました。
ゲームのグラの進化が「リアルなのが凄い」と言われがちな昨今で、こういう長所を持った作品が出てくるのは嬉しかったです。
主要キャラクターのグラもよかったと思います。
生地の質感が伝わってくるような服の描写が特に好きでした。
▼ヒロインと主人公が別の星の住人だというのが分かるデザイン
一方で残念なのはモブとサブキャラクターのグラ。
全体的に情報量が乏しい省エネなグラで、生気が感じられませんでした。
せっかく背景がいいのにモブが残念なせいで没入感が減っていたように思います。
▼名前ありのサブキャラですがグラの情報量は少なめ
◎演出:目で語り合うドラマティックなシーン
演出面も気に入りました。
特にモーション面が抜群な出来だったと思います。
本作はバトル作品と言うことで、殺陣シーンが何度も出てきます。
この殺陣シーンの迫力が凄くて見入りました!
とにかくキャラがよく動く。
キャラだけでなくカメラもよく動いていました。
一方で、しっとりとした会話シーンも見せ方が上手い。
今作はキャラの成長や距離感の変化を描こうとしているシーンが多くあります。
そういうシーンで大事にされていたと思ったのが瞳の動きです。
視線をそらす。見つめる。潤む。
多様な瞳の動きからキャラクターの感情が見えてくる「目の芝居」が、シーンをドラマティックにしていたと感じました。
▼序盤のシーンのシオン。強い意志を見せるカットと戸惑いを見せるカットの対比がクッキリ
〇システム:術技による華やかな戦闘
簡潔にシステム面も見ていきます。
まず、バトルは楽しかったです。
今作ではMP・TPという概念が廃止され、術技を何度でも使うことが出来ます。
そのため、派手な術技を多用することのできる爽快感あるバトルが楽しめました。
回復キャラのAIが優秀なのも重要で、回復のタイミングが適切なのでストレスがありません。
▼バトル中に入るイベントのエフェクトも豪華でド派手
テクニカルな面は自分が得意じゃないのであまり分かりませんが、気になった所をいくつか走り書きます。
回避が重要な戦闘なのですが、敵の攻撃の予備動作がわかりにくかったのはマイナス。
巨大な敵の暴れ系の攻撃に味方AIが弱いのも残念でした。
巨大な敵の場合は味方には離れてもらったほうが事故がありません。
回復アイテムの値段がやたらと高いので万年金欠になるのもそれなりにストレス。
楽しめはするものの、細かいところはもう少し調整がいるように感じました。
〇システム:ただのお使いで終わらないサブイベント
サブイベントに力が入っていたのもよかったと思います。
内容はお使い系のサブイベントが多い。
良かったのはイベントが終わった後にショートスキットが入る点です。
キャラがイベントの感想っぽいセリフを二言三言しゃべる。
この短い会話のおかげで、サブイベがお使いで終わらずキャラの深堀につながっていました。
▼左下がショートスキット。スキットが流れていても操作が出来るのでテンポが良い
単なるお使いではない、しっかりとしたサブイベもいくつかありました。
通常のイベントシーンと遜色ない演出がつけられており、物語やキャラの掘り下げの補完になっていたと思います。
▼サブイベの中にはしっかりとモーションがついたものも有り
△演出:スキットが長すぎる…
ここまで長所を紹介してきましたが、ここから短所に移ります。
まずは演出面。
今作からテイルズシリーズ定番のスキットの形が変わりました。
CGとコマ割りを用いた漫画風なスキットになっています。
この描写自体は良いと思うのですが、テンポが良くないです。
セリフが終わる⇒次のコマが表示⇒セリフが始まる。
毎回、この段取りを踏んで進行するので会話に不要な間が生まれているように感じました。
更にスキットの数が多すぎるのも気になりました。
物語の説明不足をスキットで解決しようとしている回数が多い。
無味乾燥なスキットも多い。
結果としてプレイ時間の4分の1はスキットを聞いていたような気がします。
もう少し数を絞って、一つ一つの質を上げたスキットにした方がテンポがよかったように思います。
△シナリオ:暗い+ちょっと雑=惜しい
最後に、今作で惜しかったのはキャラ・シナリオ面でしょう。
シナリオについては少し長めに紹介します。
まず、丁寧に作ってあるのは分かる出来でした。
悪い意味で話題になったシリーズの某作品のような投げやりさやひねくれさが感じられる物語ではなかったです。
ただ、物足りない。
一言でいえば、素材は良いのに調理に失敗したという印象です。
素材は良かったと思います。
痛みを感じない主人公と触れると痛みを与えるヒロインという組み合わせ。
奪う星・レナと奪われる星・ダナという対立構造。
奴隷からの解放を宣言する主人公などなど…。
王道の物語を作る下地は出来ていただけに惜しい。
▼レナ人(支配者)でありながらダナ人(奴隷)に手を貸す謎めいたヒロインなど美味しい設定も多い
物足りない理由はたくさんあると思いますが、あえて絞ると2つの弱点があったように思います。
一つは物語の色が乏しいということ。
奴隷からの解放という物語は、そのテーマ自体が暗い色を持ちすぎています。
だからこそ、明るいシーンを挟んでくれないと息がつまってしまう。
しかし、本作はそういう明るいシーンなどを用いた変化があまり無かったです。
シリーズ作品でいえば、『テイルズオブジアビス』の後半の雰囲気がずっと続くといった感じでしょうか。
敵に勝ってもすぐ次の敵との闘いに旅立ってしまうので余韻がない。
プレイしていて良かった!とか楽しかった!という感情があまり刺激されなかったように思います。
明るさと暗さというメリハリが少ないため、本作で描きたかったキャラの成長や変化が埋もれてしまったように感じました。
▼弾圧、奪う、支配といったワードが並ぶシナリオは全体的に重苦しい
もう一つは、物語の盛り上げ所となるシーンのアイデア不足です。
「ここで盛り上げたいんだろうな」というシーンはいくつかありました。
でも、いまいちプレイしていて盛り上がらない。
盛り上がるには伏線の開示とか会話のキレとか、色々な工夫が必要です。
工夫が少ないため、盛り上げ所にも関わらず淡々とシーンが流れてしまったように思います。
分かりやすいところでいえば、前フリが雑です。
重要なキャラとの因縁が生まれるのが普通の道端だったり。
主人公・アルフェンの「痛みを感じない」という設定が明かされるのがただの会話シーンだったり。
確実に見ている人に刺さらなきゃいけない前フリシーンを雑に消化している。
だからこそ、前フリが盛り上げ所につながっていっていないように思いました。
▼あっさり序盤で設定を開示するアルフェン。お前マジかとなりました
そんな中でも、良いモーションとBGMという演出面の工夫でなんとか良いシーンに仕上げているところもあったので、満足感は0ではないものの…。
やっぱり、惜しいというのが感想です。
△キャラクター:発見の少ないキャラクター達
キャラクター面も同様に物足りませんでした。
キャラ数を絞っているので、各キャラに設定の密度はあったように思います。
ただ、上述の物語が淡々としているのでせっかくの美味しい設定が上手く生きていなかったように感じます。
キャラの関係性の変化は生まれていたものの、そこに感情移入が出来にくかったです。
キャラに新鮮さがあまり感じられなかったのも惜しい。
真面目なキャラは真面目だし、明るいキャラは明るい。
シンプルすぎるキャラ造形はちょっと古いかなぁという印象です。
そもそも真面目なキャラクターの比率がパーティの中で高すぎる気もしました。
総評価と感想
ここまで見てきたように、本作は誠実な作品という印象です。
キャラクターボイスの量なども膨大なものになっており、丁寧に大事に作られているのが伝わってきてプレイして損はないと思います。
これでもしもシナリオが秀逸な出来だったなら名作となっていたでしょう。
惜しいとは思うものの、シリーズの再始動としては十分な出来。
本作が、これからも続いていくであろう『テイルズオブシリーズ』のまだ見ぬ名作につながる1作になってくれれば良いなと思います。
要素別評価(5段階)の理由
シナリオ:★★★☆☆
記事の通り。物語の展開にメリハリが乏しい。予想と期待を超えてくる以前に、それらを植え付けることが出来ていなかった印象。
キャラクター :★★★☆☆
記事の通り。キャラデザは上品で良い。物語の中でもっと深掘りが出来ればと考えると惜しい。
システム:★★★★☆
派手な戦闘や豊富なサブクエストなど、十分に期待を超えてくる出来。
フクロウを探すイベントは操作性が悪かったのが難点。住処についてヒントがもっと欲しかった。
地味な所ではオートセーブが2つストックされるのも嬉しい。
演出 :★★★★☆
(音楽 :★★★☆☆ 絵・グラフィック :★★★★★ アイデア:★★★☆☆)
記事の通りグラフィックは秀逸。
音楽面は主題歌は良かった。BGMはオーケストラの生音で耳障りは良いものの、ゲーム音楽らしい印象的なメロディラインは鳴りを潜めていた。
アイデア面は物語の出来と相まって感動するほどの何かは詰まっていなかった。
ネタバレありで語りたい(ネタバレあり感想)
ここからは、肩肘張らずにネタバレありで感想を書き連ねます。
未プレイの方は、バックをお願いします。
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ここからネタバレありです。
キサラとテュオハリムについて
今回は各キャラ毎に感想を書いていこうと思います。
キサラとテュオハリム。
この2人がよかったです。
主従関係から対等なパートナーとして成長していく感じが良い!
とぼけていて生活力皆無でも内に情熱を持って決めるところは決めるテュオハリム。
世話焼き母ちゃんなキサラ。
2人の相性も抜群でした!
ラスダン前の会話も良い具合の距離感だったと思います。
一方で、焦点があたったメナンシアのイベントでの二人はとにかく唐突に感じました。
兄の死について八つ当たり気味にテュオハリムに当たり散らすキサラはどうかと思います。
それを受けて発狂するテュオハリムもやはり唐突。
いきなり挟まっていた回想シーンで説明されているものの、響いては来ず微妙な感じでした。
▼食事中の突然の回想で説明したことにされてもなぁという印象
ロウとリンウェルについて
この2人は残念でした。
やりたいことは分かるのですが押しつけがましいカップリングに感じられます。
▼サブイベとかの空気感は好きなのですが説得力が乏しい
ロウがもう少し活躍して欲しかった!
父親の死に関与して更に体制側の人間だったロウへの因果応報が足りないかなぁと。
母親が死んだときのことや、体制側に居たときのことをもっと掘り下げて欲しかったです。
そういう過去を乗り越えてリンウェルを救う形になっていればカップリングに説得力があったと思います。
▼過去と戦った上でのこのセリフなら納得感もありましたが…
リンウェルもキャラデザは好きなのですが性格はなんとも・・・。
テュオハリムに対して虚水ネタで責め立てるサブイベは少し引きます。
普段のムードメーカーだったりツッコミポジだったりするシーンは良かったのですが。
▼子供にドヤ顔している年相応なリンウェルは可愛い。そもそも名前の響きが可愛い
レナの魔女(名前忘れました)とのバトルのシナリオもイマイチ。
憎しみのままに戦うのはNGだが戦うのはOKというのがよく分からない。事故ではあるものの結局、相手は死んでいるし。
憎しみを赦すまでの過程。赦した結果の因果応報。
そういうものをもっと大切に描いて欲しかったように思います。
敵キャラたちについて
敵のキャラデザとボイスはキャラが立っていたと思います。
特にボイスは一人一人がラスボスやメインキャラレベルで凄い存在感でした。
それだけにそれぞれの出番が少ないのは惜しい。
同じポジションのキャラを3人も並べてしまったので一人一人の印象が薄かったです。
▼ガナベルトは死に際のセリフやインディグネイションなどキャラが濃くて好きです。もっと活躍してほしかった…!
予想外に出番の多かったのはヴォルラーンでしょう。
ネタキャラとしては結構好きです。
まさかラストバトルにも顔を出してくるとは。
彼が船から飛び降りてくるシーンは爆笑しました。
▼当然のように沸いてくるヴォルラーン。どうやって来た
終盤までは『ヴェスペリア』のザギみたいな個性ある敵枠かと思っていたのですが、実際はライバルポジでした。
ライバルポジにしてはとにかく小物だったなぁと思います。
▼なぜか道端で現れて自意識過剰なヴォルラーン
領将時代の宗教国家っぽいものを作り上げてるシーンまではカリスマ性がわずかにあったのですが、段々化けの皮がはがれていく。
俺のものは俺のもの。お前のものは俺のもの。
というジャイアン的な主張をバトル中にずっと続けるのはライバルとしてはきつい。
アルフェンとヴォルラーンという二人がそれぞれのテーマを背負っているはずなのですが、ヴォルラーンの主張が無理筋過ぎて議論になっていなかったと思います。
とはいえ、インパクトは抜群。
彼と和解できるDLCが出るなら買ってしまいそうです。
▼セフィ〇スっぽい見た目から表情豊かなヴォルラーン、好きです
ジルファについて
ジルファは出たときから死ぬだろうなぁとは思っていました。
なので、プレイ中に注目していたのは「どのように死ぬか」という部分です。
結論としては、もったいないと思います。
死ぬまでの師匠キャラとしての立ち位置は良かった。
すぐ噛みつくリンウェルとシオンをなだめつつ、まとめあげる。
アルフェンが目指すべき姿を背中で見せるところはまさに師匠という感じ。
それだけに死に方が残念…。
師匠キャラの死に方は、主人公たちを救うものであって欲しいし、強敵を立てるものであって欲しいというのが個人的な願望です。
その点、死ななくてもなんとかなりそうなシーンであっさり死んでしまったのはもったいないなぁと感じました。
これがヴォルラーンから主人公を逃がすためとかだったら、もう少し見せ場が作れたんじゃないかと思います。
中盤以降の展開について
少しキャラから離れますが、中盤(レネギス)以降の展開についても触れます。
レネギス以降は力尽きたように雑さが目立ってきたように思います。
シリーズファンからすると、テイルズで別の星へ行くというのは一大イベントです。
シンフォニアでいえばテセアラ。
エターニアでいえばセレスティア。
エクシリアのエレンピオス。
どれも新たな舞台に相応しい広がりがあり、とてもワクワクしました。
そう来るとやはり、レナ編も色んなキャラやダンジョンが待っていると思ってしまいます。
実際には、街とダンジョンが一つずつ。
キャラに至ってはネームドが3人しかいないという状況。
更に、重要な設定回収を道端の会話で処理してしまうというおざなり感。
ここら辺は率直に残念だなぁと感じました。
もう一つ気になったのは、第二OPで描かれている敵がサブクエでしか出会えない点です。
やたらとバトルも作りこまれていたのでとても違和感。
イベント班とシナリオ班が連携できていなかったのかなぁなんて邪推してしまいました。
ちなみに、第二OP自体はキャラの表情が豊かで気に入っています。
▼物憂げなキサラさんが好きです
アルフェンとシオンについて
さて、最後に主人公二人組です。
まさかの「私たち結婚しました」エンド。
テイルズシリーズではかなり珍しいパターンでびっくりしました。
2人の熱愛っぷりが発揮されるシーンは結構好きです。
特にレネギス突入前のイベントとレナ突入前のイベントが良かった!
前者はやはりBGMの盛り上げが効いてました。
冷静にシオンを救える可能性について語るテュオハリムと真っすぐに決意を述べるアルフェンにグッときます。
▼これは主人公。まっすぐな主人公ってやっぱり良いですね
レナ突入前イベントはとにかくシオンが可愛い。
いざという時には自分を犠牲しろとアルフェンに迫るシオン。
しかし、アルフェンが自分の決意でそれを真っ向から否定し喜ぶシオン。
カッコよさと乙女っぽさが両立するシオンは良いヒロインだったなぁと思います。
▼第二部の衣装がとても気に入りました。そしてこのシーンの繊細な表情が本当に好きです
サブイベントについて
クリア後のサブイベントについてもいくつか。
(ネタバレなので少し改行入れます)
↓
再開します。
シリーズ恒例のゲストキャラはまさかのメンバー。
特にエドナとアイゼンは気に入っているキャラだったので嬉しかったです。
兄弟という切り口で小話を作ったのもキサラのキャラを活かせていて良かった。
ゲーム本篇では再会が叶わなかったからこそ生まれる胸熱な展開はファンサービスとして最高でしょう。
何より、エドナの術詠唱を久々に聞けたのに満足。
▼グラはアイゼンの方が出来が良かった気がします。シスコンっぷりも拍車がかかっていました
もうひとつ、ボスラッシュイベントも良かったです。
スルド4人組を死に物狂いで倒した先に待っているまさかのジルファさん。
ジルファは死に際こそ残念だったものの、師匠ポジをきっちりとこなしていたので気に入っていただけに嬉しかったです。
主人公たちの成長の総決算として出てくるあたり、シナリオの補完としては完璧。
隠しラスボスに相応しい登場で丁寧な作品だなぁと感じました。
▼死に際を見ているが故にちょっと泣けました
というわけで感想はここまでです。
全体的にやって良かったと思える作品だったので、是非次につながって欲しいと思います。
以上、『テイルズオブアライズ』の感想でした。
ご覧いただきありがとうございました。